赤い檸檬で口封じ




合格発表の日、少し遅れて辿り着いたそこは既に悲喜交々の感情が溢れていて、その中を肩身を狭くしながら掲示板へと向かう。おそらく、もう皆確認は済んでいるのだろうけれど、掲示板前は人で埋め尽くされていた。ちょうど、目の前に背の高い男の子の二人組がいて、その後ろに立っていたら掲示板なんて上部のほんのわずかしか見えやしない。なんとか背伸びしたり、横にズレようと四苦八苦していると、片側の男の子が気付いてくれた。

「山口、行くよ」
「あっ、待ってツッキー!」

ツッキーと呼ばれたその男の子は、スラリと背が高くて、眼鏡の奥には情熱とは縁遠いような双眸が冷たく光っていた。後ろをついていく子分みたいな男の子を鬱陶しそうにしながらも、その首にかけたヘッドホンをつける素振りがない辺り、話を無視する気はないらしい。一生懸命喋りかけている彼もそれがわかっているからなのか、何度咎められても嬉しそうに話し続ける。なんだかちぐはぐだけれど、そういうお互いの信頼関係が透けて見えるような友人がいるのは素敵だなぁ、と思えた。

「あ、あった」

前の方へと移動して、見上げた掲示板には手元の数字が並んでいる。地元から少し離れたこの高校を選んだ同級生はあまりいなくて、喜びを分かち合える友人もいない。悲喜交々の感情が溢れる中、諸々の手続きを終えると静かに校舎を後にした。

入学式、クラス分けの掲示板を眺める。そこだけに大量の人が押し寄せているものだから、全く進まないし全く見えない。自分の名前を見つけても次は友人の名前を探したり。そういうのは後で本人に聞いてくれ、頼むから、と心では思うが口には出せない。

「ツッキー、あった?」
「うん」

後方から聞こえた声に、思わず振り返ってしまう。人よりも、頭ひとつ分と言わず飛び抜けた身長を持つ者は、こんな人混みの後方でも名前を見つけることが可能らしい。スラリとした高身長に、クラス分けなど興味の欠片もないと言わんばかりの感情の読めないクールな瞳。合格発表の日とちっとも変わらないその姿をまじまじと見つめていると、目が合った。

「……なに」
「え、あ、いや、背が高くていいなぁって…ここからだと私全然見えないから…」
「ふぅん」

興味なさそうに、彼はくるりと後ろを向く。そこは名前を聞いて代わりに見てくれたりしないのか、と心の中だけで盛大に突っ込んで、その背中を睨んだ。と思うと、背中が振り返ったので、高速で目を逸らす。怖そうな男子に喧嘩を売る勇気はない。彼はそんなこちらの気も知らず、また目の前まで来て、呆れ顔で溜息を吐いた。

「何してんの」
「へ?」
「クラス、一緒だよ」

そう言って、彼は再び踵を返して歩き出す。掲示板の前はまだ人が絶えなくて、見に行くことはできそうにもない。仕方なく、目立つ長身に追い縋って、こちらも歩き出す。

「ねぇ、なんで、名前」
「鞄に書いてあるデショ。普通そんな分かりやすく書く?」
「い、いいじゃん!」

鞄にわかりやすく名前を書いたのは母親であって、断じて自分で書いたわけではない。皆同じものを持っているんだから、わかりやすい方がいいじゃない、という言い分はわかる。だが、ダサい。どう控えめに言ってもダサい。目の前の彼の視線からも、口にはしないだけで、それが滲み出ている。むしろ口にしてくれた方が良い。

「あ、ツッキーどこ行ってたの……って、その女の子どうしたの?」
「拾った」
「拾われてない!」

合格発表の際にも一緒にいた背が高いけれど、こちらは少し気弱そうな子分みたいな男の子に向かって発せられた言葉を反射で否定する。うるさい迷い猫でも拾ったみたいな、いかにも鬱陶しそうな顔を斜め上に感じながら、事の経緯を説明すると、その男の子は困ったように笑った。

「あーそうなんだ。あ、俺山口忠」
です」
「そんだけ堂々と名前書いてあれば言わなくてもわかるデショ」
「うるさい、そっちは名前なんて言うの」

ツッキー、というあだ名と人をからかって楽しむような性格、高身長で整った容姿のクラスメイト。現状もうかなり把握はできているけれど肝心の名前を知らない。

「月島蛍」

けい、は蛍という字なのだと、隣の子が教えてくれる。月島蛍。月。太陽の光を反射して青白く光る熱を持たない光源は、彼の冷たい双眸にぴったりだと思った。そして、半年も経つとその冷たさはますます鋭さを増している。

「君さぁ、馬鹿デショ」

机を挟んだ向こう側で、月島はこれ見よがしに溜息を吐いた。

「これより馬鹿の使用を禁止します」
「脳みその作りが粗末だよね、神様の不手際もいいところだよ」
「馬鹿って使っていいから、より鋭利に抉ってくんのやめて」

月島は頭が良い。背が高くて、バレー部のレギュラーと聞いているからスポーツもできて、顔立ちも整っているのに頭まで良い。その分性格は曲がっているけれど。馬鹿という言葉を使わせないようにすれば、語彙力を駆使して心をさらに抉ってくるくらいには頭が良い。もっと他の部分にその頭脳を活かせばいいと思う。たとえば、目の前の問題文をこの粗末な脳みそに理解させる、とか。月島は苛立たしげにその長い指でプリントを叩く。

「なんで覚えらんないわけ?公式使えってさっきから言ってるじゃん」
「え、どの公式」
「……時間の無駄なら帰るけど」
「わー!ごめんなさい神様仏様月島様!見捨てないで!」
「次同じこと質問したら帰るから」
「はい!」

定期テストが目前に迫り、粗末な頭ではどうしても数学が理解しきれずに藁にも縋る思いで月島に縋ったが、頼るものを間違えたかもしれない。それでも学ランの裾を掴んで引き留めれば一応席に戻って、もう一度最初から説明してくれる。月島は口は悪くても友人に関しては根本的な部分は優しい、というか甘い。うるさいなんて言いつつも山口のことも絶対に無視しないし、頭の悪い友人のためにオフを潰して放課後残ってくれたりもする。

「あー、やっとわかった!そういうことかー!」
「馬鹿って生きるの大変そうだよね」
「本気の哀れみやめてください」
「じゃあ次これ解いて」
「わかった!」
「ちょっと、初っ端から間違えてる!だからこの公式使えって言ってるじゃん!」
「え?!」
「もうやだ、この馬鹿」
「やだやだ諦めないで!友達を見捨てないで帰る準備しないで!」

やっと理解したと思えば、また同じミスをやらかしてしまったらしい。思うに、似たような公式が多すぎるのだ。高校になって最早英語かと思うほど複雑化する公式を、覚えて使い分けできる人間の方がどこかおかしいのではないかと思ってしまうわけなのだが、どう考えてもその言い訳は目の前の男には通じないしテストにも通じない。席を立とうとする月島の学ランの裾をまた力いっぱい掴んで引き留めると、月島はいつもの冷めた視線で高い位置からこちらを見下ろした。いや、見下したという方が正しい。

「へぇ、君と僕友達だったんだ初耳」
「私もこんな捻くれたやつと友達とかあんまり嬉しくないけど一応友達でしょ」
「こんな馬鹿と友達とか信じたくないから帰るわ、あと友達もやめといて」
「わー待って待って!もうクーリングオフ期間過ぎてる!友達返品不可!」

学ランが皺になってしまいそうなほど掴んでいたら、椅子ごと少し引き摺られたけれど、月島は諦めてまた前の席へと戻ってくれた。ほんとに甘い。なんだか釈然としないような、変な表情で、月島はまた溜息を吐く。そんなに馬鹿と友達でいるのが嫌か。

「……友達、ね」
「馬鹿な子ほど可愛いって言うじゃん。こんな可愛い女友達なかなかいないよ」
「その可愛さだったら君学年でも上位狙えると思うよ。来年のミスコンでも出たら?」
「うん、ごめん虚しくなったから黙るね」

結局、月島は文句を言いつつも問題文を全て理解するまで付き合ってくれた。暗くなるのが早くなってきて、空には月が青白く光っている。

「月島ほんとありがとね。今度肉まんでも奢るわ」
「肉まんひとつじゃ全然ワリに合わないけどね」
「少ないお小遣いなのでひとつで勘弁してください」

いつも月島は部活やら何やらで一緒に帰ることなんてなかったから、帰り道なんて知らないけれど、途中まで並んで歩く。

「君、バスでしょ」
「うん」
「ふーん」
「月島は?」
「どこでもいいでしょ」
「最初に聞いたのそっちなのに!?」

バス停でしばらく話して、バスが来たから別れて、それぞれ家路につく。全くもって、月島は友人に甘い。しばらくして振り返れば、来た道をヘッドホンをつけて戻っていく姿が見えた。月島がバスを使わないことなんて、知っている。もう暗いから、この時間には本数も少ないバスを、一緒に待ってくれただけなのも、わかっている。友達。自分で言い聞かせておきながら、月島の優しさに勘違いをしそうになる。友達の枠を超えた感情を抱きそうになるのを、なんとか押し留めた。比較的心を許してくれている今の関係を手放すのは、こわい。

入学式から半年以上が経ち、あのときの実感はますます確信を得たものになってきている。学校行事でも体育でもクラスでも月島はいつも情熱とは正反対のところに涼しげな顔で立っている。太陽の反対に在る月のように。それを見て、クールでかっこいい、とか、彼の表面を見ている女の子たちは騒いでいるが、あれは相当性格が歪んでいる。もちろん、優しいところが、ないわけではないけれど。自分の気持ちに見ないフリをして、友人の枠を超えないまま、彼と山口とはそこそこ仲良くしている。そのせいで時折やっかまれたり仲介を頼まれたりすることがあるのが、めんどくさい。こっちは気持ちから目を背けたままでいるというのに。たまたま月島が席を外している昼休みに山口がクラスを訪ねてきて、他に知り合いもいないからと話していると、お互いに月島を巡って同じような目に遭っていることがわかった。

「可愛い女の子が話しかけてくるとさ、やっぱちょっとドキッとしちゃうんだけど、大概ツッキーのこと聞かれて終わりなんだよね……」
「あーわかるー。やっぱ山口もそういうことあるんだー」
「あるある。でもそういう人のこと、ツッキーって全然相手にしないからさ。勿体無いなぁって思うんだけど。だから初めてちゃんと会ったときびっくりした〜。ツッキーが初対面であんなに喋る人って珍しいよ」
「喋るっていうか、終始バカにされてた感が否めないんだけど」
「うん、まあ否定はしないけど」
「してよ!」
「それに、ツッキーがオフの日潰して勉強教えるなんて、普通ないよ。ちゃんって数学の点数、影山日向並みだしさ。ツッキー、影山たち教えるの投げ出したのに」
「さりげなく私とチームメイトまとめてディスってくる山口のこと嫌いじゃないよ」

初対面であれだけ話す人はほとんどいないと聞いて、少しドキッとした気持ちを返してほしい。最初は月島の子分みたいだと思っていたけれど、この数ヶ月友人として付き合ってみてよくわかった。月島よりも山口の方が時として言葉に容赦がない。時折月島に咎められてゴメンツッキーなんて合言葉みたいに返しているが、全然反省してないように見える。こっちはこっちでかなり大物だ。冬が近付いて、山口はかなり貫禄が増した。バレーを頑張っているのだろう。試合にもフルではないが、出場しているらしい。一方で、月島がスタメンのレギュラーというのが、信じられない。確かに背は高い。バレーが高身長有利なスポーツだということは知っている。だからといって、あんな熱血とは程遠いところにいる男が、スポーツに必死になっている姿なんて想像がつかない。

「月島ってさぁ、何にでも冷めた感じだよね。熱を感じないっていうか」
「そう?俺はツッキー結構熱いと思うよ」
「えー、うっそだー」
「熱くないとちゃんに数学なんて絶対教えらんないよー」
「私なんか山口怒らすようなことしたかな?」
「ていうのは冗談だけど熱いのはほんと」

熱い月島の姿なんて思い描こうとしても頭の中に全然像が浮かばない。いつも人のことを小馬鹿にして、自分は飄々と涼しい顔でなんでもこなしていく。テストでも課題でも委員会の仕事でも。授業中居眠りをしてしまっていて、怒られた瞬間に席が近くもない月島と目が合って笑われたことは数知れず。そんな月島は居眠りしていても絶妙な角度を常に保って、先生に気付かれるヘマはしない。居眠りしている月島を見て、告げ口してやりたいと思いながら、その寝顔に見惚れてしまったことなんて思い出したくもない。顔の造りが整っていると、居眠りすらも様になる。神様は本当に不公平だ。

「やっぱ月島の熱いとことか想像つかない」
ちゃん、今度の試合見に来てみたら?ツッキーも喜ぶと思うし」
「……月島が喜ぶ姿とかさらに想像できないわ」
「……二人して、何話してるわけ」
「わっ、ツッキー!なんでもないよ!そんな怖い顔しないで!」
「山口うるさい!」
「ゴメンツッキー!」

月島が帰ってきて話は途中で終わってしまったけれど、あの涼しげな姿だけが月島ではらしい。喜ぶかどうかは別にして、熱い月島が見たいと、思わないわけじゃない。友人として一度くらい二人の試合を応援に行ってもいいかと、自分を納得させた。

試合当日、何か持って行った方がいいかと思って『試合』『差し入れ』で検索してヒットした蜂蜜レモンのようなものを袋に携え、会場の体育館に向かう。どうやら、試合は県予選の決勝のようで既に始まってしまっていた。今年はすごいとは聞いていたけれど、決勝まで残っていたのか。言ってくれれば、いいのに。試合の日を教えてくれれば、準決勝も応援にくらい行ったのに。結局、そこは試合を観に来てもらうほどの間柄でもないということなのだろう。
会場に足を踏み入れると、その熱気に気圧されそうになる。月島は。ちょうど覗いたコートの中で、月島はネットの真ん前にいて、相手コートの大きな人を見据えていた。その人に上がったボールを太い腕が捉え、物凄いスピードで烏野のオレンジの人の腕に当たり、あらぬ方向へと跳ねた。そのときの、腕に当たった音が耳に残りすぎて、身震いしてしまう。得点が入った瞬間に巻き起こる大歓声。教えてもらわなくてもわかる。あの大きな人が、相手校のエースなのだ。何も当たってはいない腕を、思わず摩る。あんなもの、阻めるわけがない。月島なんか、いつも興味なさそうな顔で傍観者で突っ立っていて、人が失敗したのを見て小馬鹿にして笑うようなやつで、その立ち位置が似合っていて。とにかく、あんな物凄い相手に張り合って、コートの中で戦うようなやつではない。あんなのにまともにぶつかったら、怪我をするだけだ。なのに、コートの中で、月島は一歩も引かずに相手を見据えていた。眼鏡の奥で、冷たく光る瞳。だが、いつもとは全然違う。温度がないわけではない。その奥に冷たくて火傷しそうなほどの熱が透けて見える。コートからかなり離れた、応援席の上段でも伝わってくる。普段は友達ヅラをしておいて、月島を表面だけでしか見ていなかったのは、騒いでいる女の子たちより何より、自分だったのかもしれない。そんなふうにさえ思えた。
試合中に何度か、オレンジの人と入れ替わりで月島がベンチに戻る瞬間、目が合ったような気がするが、手を振れるような空気でもなければ声援を送る心の余裕もなかった。ただ食い入るようにコートを見つめるしか、できない。途中、相手のエースのボールに当たり、月島の手がおかしくなってしまって、退場したとき、何人かの観客が外へと出て行った。心配になって、それについて行きたくなったけれど、何故か月島が戻るまでこの試合の行方を見ていなければいけないような気がして、動けなくなった。試合が終わっても、しばらく応援席から立ち上がれずにいると、不意に視界が翳った。ライトを遮るようにして、冷たい目がこちらを見下ろしている。

「いたの」
「い、いちゃ悪いの」
「別に」
「月島、大丈夫なの、指」
「ああ。これくらいで済んでラッキーだよ」

あんな打球に当たったら、もしかしたら、指の骨が折れるかもしれない。そんな危険を冒してまで、向かっていくやつだとは思わなかった。月島は気だるげな顔でテーピングしてある方の手をブラブラさせる。

「月島って、冷めた人だと思ってた」
「あっそ」
「ちがった。全然」

月島は、月という字を体現するかのような、太陽の光を反射するだけの、熱を持たない光源だと思っていた。違った。月島は、蛍だ。一見涼しげに見えるけれど、命を燃やして自ら光る。その冷たい瞳の奥には、火傷しそうなほどの熱が揺れている。

「……ねぇ、君の感想なんてどうでもいいんだけど。それ、差し入れなら早く渡してくんない」
「ちょっとは聞いてよ!?」
「どうでもいいよ」

こっちは試合の感動が引いていないというのに、試合に出ていた当の本人が既にかなり冷めている。それにしたって、試合が終わってすぐに、選手がこんなところにいていいんだろうか。皆はもう帰るのではないのだろうか。月島も、疲れ切っているはずなのに。そんな心配をしながら手に持っていた袋を渡すと、月島は中のタッパーを開けて、レモンの薄切りを一枚摘まんで口に放り込んだ。それと同時に顔をひどく歪ませる。

「酸っぱ。なにこれほんとに蜂蜜で漬けたの」
「……蜂蜜なかったから、みりんで」
「ねぇ、君ほんと信じらんないんだけど」
「そんなに言う?!」
「実際食べてみればいいよ」

そんなに言うなら食べてやろうじゃないか、と、タッパーに伸ばした手を掴まれた。訳が分からないうちに、いつも高いところにある月島の顔がすぐ近くにあって、柔らかい感触と共に口の中に檸檬の味が広がる。

「……月島」
「なに」
「酸っぱいし美味しくない……」
「今それ言う?」
「月島」
「なに」
「顔赤い……」
「君もね」
「月島」
「なに」
「しにそう……」
「言っとくけど、こっちの方がよっぽど恥ずかしくてしにそうだよ」

応援席の、人に見えない角度を計算し尽くしたかのように、周りは誰も今起きたことに気付かない。けれど目の前には月島の赤く染まった顔があって、口の中の檸檬の酸味が今起きたことが夢じゃないと伝えている。いつもすぐに口から零れて言い合いになる言葉の数々が、今日に限って喉につかえて出てこない。

「ねぇ、ミスコン出れるほど可愛くもないし、馬鹿だし、鈍いし、君の良いところとかほとんどないけどさ、返品はしないでおいてあげるから、いい加減、友達やめたいんだけど」

耳の奥で、心臓の音がガンガン鳴っている。腕を握る、月島の手が熱い。眼鏡の奥で、冷たい熱が揺れている。こんなのもう、逃げられるわけがない。





(2015/11/8)